







2月11日の公演
「朗読と弦楽五重奏で聴く
≪セロ弾きのゴーシュ(宮沢賢治)≫」
全体の編曲や劇伴させていただいていますが、ついに音楽制作もあと一曲まで来ました🙌
最後に作っているのは、原作のなかで主人公のチェロ奏者ゴーシュが弾く『インドの虎狩』。
これは原曲が無く、今回のために新たに作ることになり…
空いた穴にピタッとハマるピースを後から作ることは なんとなくでは不可能なので、
原作の時代背景から当時のインドの虎狩り文化、インドの伝統音楽理論について学びながら書いています。

別にインド音楽を書くわけではないのですが、ヨーロッパの楽器:チェロのソロでその雰囲気を出さないといけないので、音階やリズムパターン、歌い方など使う素材は大切。
ドレミなどの音階もたくさんあり、なんと時間帯によって使える音が異なったりするので面白いです✨
主人公は旧き時代の無声映画に生演奏を付けるチェロ弾きだった…という設定があるのですが、
私も映像音楽科に留学中は無声映画の即興伴奏にも取り組んでいたので経験が活きてうれしい☺️
彼の観た、生伴奏した映画はどんなだったのかなーと想像しながら、
現代では絶滅危惧種の虎だけど、この物語の制作当時は狩りも全盛で、きっとそんな様子を見せた映画もあったのかもなぁと考えて、当時の虎狩りの映像を音楽構成の参考にしたり。
そうして、少しずつハマるピースに近づいているように思います🧩
ここまでやっても劇中では一瞬で過ぎるのですが🤣
アニメーションなど他のクリエイティブともきっと同じで、その瞬間にどれだけ詰められるかでキャラクターが生きるか死ぬかが変わるから、
正解がない何かを探してずーっと考えていくのだと感じています。
こんなふうに音楽制作と音楽ディレクターを担当している
「朗読と弦楽五重奏で聴く セロ弾きのゴーシュ」は、
2月11日(土)14:00 劇場「波乗亭」にて!
とっても素敵なメンバーがご出演。
リハーサルが楽しみです!😍
出演
ゲスト: 稲井眞美(朗読家)
ゲスト: 玉木俊太(チェロ)関西フィルハーモニー管弦楽団チェロ奏者
兼松里衣(ヴァイオリン)
藤井美帆(ヴァイオリン)
下荒磯奈実(ヴィオラ)
ロバート・ウイドロウスキ(コントラバス)
酒井愛里(ダンサー)
スタッフ
小栗稜(脚本演出)
喜連麻衣(制作)
佐藤碧美(制作)
小栗鉄矢(舞台監督)
中川仁美(照明)
南萌子(音響)
柳田絢奈、斎藤夏菜(広報)
大森愛弓(作曲編曲・音楽ディレクション)
———————————————-
追記: 2月12日 無事終演しました!なんと満席でした!!!
チェロの玉木さんの初演も素晴らしく、稲井さんの朗読は本当に面白く、酒井さんの創作ダンスもブラボーすぎて、五重奏メンバーや演出の小栗さんはじめ、すべての方が本当に良い仕事をしてくださり本当に素敵な時間になりました😢✨
お世話になった劇場の公演レポートもぜひご覧ください😊👉 「朗読と弦楽五重奏で聴く『セロ弾きのゴーシュ』」を開催しました